椎間板ヘルニアのレーザー治療

レーザー治療を受ける時の注意点

 

レーザー治療PLDDを検討する際の注意点をあげます。まず、全額が自費出費になるという点です。レーザー治療PLDDは健康保険が適用される手術ではありません。安い治療院、クリニックの場合でも20万程度、平均的な費用としては30万~45万程度かかるので、かなりの経済的な負担となり、この金額と効果を巡ってはトラブルも発生していますので、事前にしっかり確認を行いましょう。

 

また、レーザー治療PLDDは軽度ヘルニアに効果的であるという点です。椎間板ヘルニアの症状の程度は「椎間板」がどれだけ飛び出してしまっているか、という点で判断されますが、レーザー治療PLDDが最も効果を発揮しやすいのは、椎間板の飛び出ている範囲が比較的少ない「軽度」の椎間板ヘルニアの場合です。

 

椎間板ヘルニア内部の圧力を減圧して飛び出た部分を引き戻す事が目的となるため、余り飛び出すぎてしまうと、減圧をしても飛び出してしまった部分が内側に戻ってこないので、必ず事前にご自身の椎間板ヘルニアの治療に効果が期待できるのかどうかをしっかりと専門家に相談して決断しましょう。

 

また、レーザー治療PLDDは確かに軽度の椎間板ヘルニアに対しては症状軽減の効果が期待できますが、「確実」に良くなるという事はありません。場合によっては効果が余り見られなかった、というケースも出てきます。ですので、万が一「効果が余り実感されなかった」場合のリスクも踏まえてしっかりと検討するのがよいでしょう。